Tek 2440 repair [修理]
Tektoronix 2440の修理
久しぶりに、Tektronix 2440 の電源を入たが、TRIGランプが数回フラッシュした後停止し、画面には何も表示されない。サービスマニュアルによると、プロセッサが初期化中に異常を検出して停止した様だ。

このTektoronix 2440は2011年に故障品として入手し、NVRAM DS1230の代わりに自作した代用NVRAMを使っていた。今回の故障もこのあたりが怪しいと思い電池電圧を測ると、U664の電池は0V、 U440の電池は2.7Vに低下している。3年でこの電池電圧は早過ぎる。CR2330電池を交換して3.1Vになった。電池は両面テープでICに貼り付けたが、ICの温度で電池が低寿命になったかもしれない。代用NVRAMはシャーシと接触しない様にプラ板で絶縁して再度取り付けて、立ち上がった。画面が出るようになり一応修理は完了したので、うれしい。その後のキャリブレで手順を間違えて失敗したので、診断はCCDとTRIGSの2点でFAILしているが、オシロとしては一応使えるようになった。キャリブレにはTekのPG506が必要なようだが、ATTとTRIGの設定ではDCがあれば良いので、DC電源から要求電圧を作っておいた。しばらく時間が取れないので、後日、キャリブレをやり直す予定。
ATT、TRIGのキャリブレで必要な電圧:DC 0.2V、0.5V、2V、20V
電源ONでスケールイルミネーションとTRIGランプのみ点灯

ケース外したところ

分解時の注意:基板を持ち上げる時、CPU基板にFCケーブルがコネクタ接続されているので、無理やり持ち上げると、破損する。30度くらいの位置でFC接続のコネクタを取り外す。

PROCESSOR基板:元のDS1230(32Kx8bit)の代わりに代品NVRAMを実装、U664の代用NVRAMは電池交換のため取り外し中

参考:Tek2432の基板にはDS1235(32kx8bit)が実装されている

代品NVRAM:秋月の1MSRAM M68AF127Bとコイン電池、リセットIC、ダイオードをSOP-DIP変換基板に実装。(32kx8bitとして使用)

ATTのキャリブレ中

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b
久しぶりに、Tektronix 2440 の電源を入たが、TRIGランプが数回フラッシュした後停止し、画面には何も表示されない。サービスマニュアルによると、プロセッサが初期化中に異常を検出して停止した様だ。

このTektoronix 2440は2011年に故障品として入手し、NVRAM DS1230の代わりに自作した代用NVRAMを使っていた。今回の故障もこのあたりが怪しいと思い電池電圧を測ると、U664の電池は0V、 U440の電池は2.7Vに低下している。3年でこの電池電圧は早過ぎる。CR2330電池を交換して3.1Vになった。電池は両面テープでICに貼り付けたが、ICの温度で電池が低寿命になったかもしれない。代用NVRAMはシャーシと接触しない様にプラ板で絶縁して再度取り付けて、立ち上がった。画面が出るようになり一応修理は完了したので、うれしい。その後のキャリブレで手順を間違えて失敗したので、診断はCCDとTRIGSの2点でFAILしているが、オシロとしては一応使えるようになった。キャリブレにはTekのPG506が必要なようだが、ATTとTRIGの設定ではDCがあれば良いので、DC電源から要求電圧を作っておいた。しばらく時間が取れないので、後日、キャリブレをやり直す予定。
ATT、TRIGのキャリブレで必要な電圧:DC 0.2V、0.5V、2V、20V
電源ONでスケールイルミネーションとTRIGランプのみ点灯

ケース外したところ

分解時の注意:基板を持ち上げる時、CPU基板にFCケーブルがコネクタ接続されているので、無理やり持ち上げると、破損する。30度くらいの位置でFC接続のコネクタを取り外す。

PROCESSOR基板:元のDS1230(32Kx8bit)の代わりに代品NVRAMを実装、U664の代用NVRAMは電池交換のため取り外し中

参考:Tek2432の基板にはDS1235(32kx8bit)が実装されている

代品NVRAM:秋月の1MSRAM M68AF127Bとコイン電池、リセットIC、ダイオードをSOP-DIP変換基板に実装。(32kx8bitとして使用)

ATTのキャリブレ中

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b
こんにちは初めて書き込ませて頂きます。
tektroのnvramを自作の代品と入れ替えられて立ち上げられていらっしゃいますが、ramの内容は全くの空の状態でオシロは立ち上がりますか?
calibrationを取っていらっしゃいますが、実際供給電圧を先ず合せて、測定値の電圧とかタイミングの補正値をnvramに書き込んで行かなければ成らないと思いますが、まず最初にcalibrationを行うためのパネル面のボタンの操作や基準値の電圧やタイミングをオシロに補正の為に与える手順が全く分かりません。
これはどこの資料に書いて有るのでしょうか。
すみませんが教えて頂くわけには参りませんか。
by ezekiel1 (2017-06-05 11:53)
ezekiel1さん、こんにちは、コメントありがとうございます。
Tek2430a Servicemanualの5-11 External Calibrationを参照しながらキャリブレーションしました。Servicemanualは昔ユーザ登録してあったTekのサイトからDLしましたが、URLは失念しました。
J156(側面ボード側にある)を外し、selfとextnoのCalibrationをし、終了後に元に戻します。
昔キャリブレーションしたと時の手順がブログにあります。
Tek2440/2430 オシロのATT 校正用電圧源 [電子工作]
http://nakjack.blog.so-net.ne.jp/2015-03-09
その他Tek2440に関するブログ
2015-12-19 21:45
2015-12-14 19:06
2015-12-10 23:24
2015-12-08 12:02
by nakjack (2017-06-06 22:59)
サービスマニュアルはこちらにあります。
https://download.tek.com/manual/2430Service.pdf
by Yotasara (2021-11-26 23:36)
Yotasara 様
サービスマニュアルのURL ありがとうございました。
by nakjack (2021-11-27 10:53)