SSブログ

FusionPCBにプリント基板を注文した [電子工作]

FusionPCBに初めてプリント基板を注文した

20年前のAMDのCPLD MACH465が出てきた(PQFP208p)。
実装前の写真は撮り忘れたので基板実装後
10465P1040476.jpg

丁度208PINの変換基板(当時の1000円の値札付き)もあったので、評価してみようと思った。
15208P1040458.jpg

しかしMACH465はGND32ピン、Vcc24本もあるので、ユニバーサル基板での手配線がきつい。今まで、回路図はEagleで書いていたが、brdは扱ったことが無かったので、しばらくネットでEagleのbrd作成について練習した。Egleのライブラリをみているとamd-mach.libの中にM4-256P208とM4-128P100があり、それぞれMACH465とMACH445のピンに一致している様であったので、MACH465とMACH445にrenameして使った。
18WS000221.jpg

MACH465の評価ボードにするため、電源、グランド、パスコン、JTAGコネクタ、SMDランドを幾つか実装した。ピン配置が悪いのか自動配線では20%程度しかパターンが引けなかったので、手動で引くことになった。DRCをかけるとStopMaskが一杯でたが、シルク位置をずらしてOKとなる。Fusionから2層のCAMprosessを持ってきてgerberを作成。Fusionの日本語のページにガーバーファイルを出力する方法というのがあり、これに従う。
http://support.seeedstudio.com/knowledgebase/articles/1176223-%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%92%E5%87%BA%E5%8A%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95
19aWS000236.jpg

後にSWITCHSCIENCEにEagleのバージョンに対応したCAMがあることが分かったので、こちらを使った。CAMprosessの結果出来たファイル8種をZIPで圧縮して、Fusionのページからgerberファイルを登録。
20fusionWS000232.jpg

gerberviewerで見える様になるので、確認する。基板サイズが反映されない時はもう一度Add your gerber fileをクリックして登録する。
24fusionWS000230.jpg26fusionWS000228.jpg

あとはCartにいれて、発送方法を選択してPayPalで決算。発送はFedexを使ってみた。初めてであったが、先人の事例が参考に出来たので、それほど迷わなかった。注文前にユーザー登録しておくとスムーズ。

8月16日 注文
9月 1日 完了
9月 5日 fedex受付
9月 7日 商品受領
30WS000150.jpg

MACH465基板と同時にMACH445評価基板も注文し、9月7日に両基板を受領。Fusion工場の更新の影響か、製造に2週間かかった。履歴によると9月1日には製造完了しているが、Fedexは5日に集荷した様だ。それでも3千円程度で20枚の評価基板が3週間で出来るのはうれしい。同じ中国でもPCBGOGOは24H稼働なので納期は早そう(価格は少し高い様だ)。緊急時に試してみたい。
40P1040467.jpg

変換基板より少し大きい
50P1040473.jpg

MACH445評価基板。秋月のBタイプユニバーサル基板にサイズを合わせた。95x72mm
55P1040478.jpg

基板をチェックすると、JTAGコネクタが逆になっている、MACH445基板の電源コネクタのスルーホールが細すぎ,水晶OSCのピン不足、シルクの重なり発見。いずれも設計ミス。JTAGコネクタのミスは、変換コネクタを作って回避し、サンプルプログラムがMACH465に書けることを確認。またSIGNATUREで設定したUserCode(32bit)が読める事を確認した。 当面この基板で評価はできるが、機会あれば修正したい。
65miel_001.jpg
68miel_000.jpg

評価環境はできたが、アイデア無く作るものがない。MACH465の消費電流が5Vで、270mAも流れるのは、ちょっと使いづらい。20年前のCPLDなので仕方ないが。少し時間が掛かったが、PCB 10枚で4.9$はかなり助かる。少し前に基板を自作しようと思い、塩化第二鉄を購入したが、基板を注文した方が安価であった。これで送料が安ければユニバーサル基板の出番は無いかもしれない。
        macrocell
MACH465 256  208PQFP(0.5mmピッチ)
MACH445 128  100PQFP(0.65mmピッチ

参考
SWITCHSCIENCE
https://www.switch-science.com/pcborder/techguide/

Seed FusionPCB
https://www.seeedstudio.com/fusion_pcb.html
https://fusionpcb.jp/fusion_pcb.html
http://support.seeedstudio.com/knowledgebase/articles/1176223-%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%92%E5%87%BA%E5%8A%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95

PCBGOGO
https://www.pcbgogo.jp/orderonline.aspx
-----------------------------------------------------------
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。