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Geiger Tube SI-22 をebayで購入 [ガイガーカウンタ]

Geiger Muller Tube SI-22 をebayで購入

SBM20によるガイガーカウンタを自作してから5年経過。最近では検出器に半導体センサーを使うのが主流な様で、新しい自作情報もあまり見なくなった。
ebayを見ていると、SI-22が約千円程でウクライナから出ていた。
ebay94sl.jpgebay96si-22spec93sl.jpg

送料も千円程度なので、2本を購入。送料含め約3千円を支払い、2週間程待つとダンボール箱に入って届いた。緩衝材には現地のスーパー?の商品広告が丸めて使われていた。文字は読めないけど、商品写真が面白い。SI-22はSBM20に比べて2倍くらい大きい。
ebay98SI22P1040032.jpgebayP1040033.jpg

昔作ったガイガーカウンタにSI-22をつないでみると、バックグランド80cpmくらい。(仕様では1.16cps)
ebaySI2240036.jpg

前回は高圧発生回路に”写るんです”の高圧モジュールをそのまま使ったが
F0TP1040101.jpg

今回は、多くの人の解析結果があるので、トランス、トランジスタ、ダイオードを利用した。
<参考サイト>
ABCDEFG  使い捨てカメラ「写ルンです」の分解
http://abcdefg.jpn.org/elebunkai/utsurundesu/cc.html
ラジオペンチさん 「写ルンです」のトランス特性
http://radiopench.blog96.fc2.com/blog-entry-253.html
http://radiopench.blog96.fc2.com/blog-entry-247.html

「写ルンです」のトランスを駆動する為に、1kHzサイクルで、1~15uSのパルス発生器をPIC10F322で作った。PICはSOT23を使ったが、取り扱いからDIPが良かった。RA0に1~15uSを出力。RA1には0.5KHz duty50%が出ているので、電流は取れないが負電圧を作るのに利用する。割り込みでカウントしているので、周波数精度は良くない。

PWM10F322 HEXファイル


高圧評価回路
geiger3VH01.jpg

RA0,RA1出力波形
F2pwm64.jpg

10f322電圧-パルス特性(周波数:1KHz)
F4APWM10f322pwm.jpg

高圧を200MΩ抵抗経由して1/2000にし、LMC662で2倍しモニタ端子で入力1/1000の電圧を測定する。高圧が400Vのとき、モニタ端子に0.4Vが出る。
200MΩ負荷時の特性
F67Vh200Mload9.jpg

負荷抵抗無しの特性(DT830に1000MΩプローブで測定)
F76Vhnoload.jpg
テスターDT830の入力抵抗は1MΩなので、1000MΩプローブで直読、(Vh * 1/1001)の0.1%差はテスター誤差の範囲
P1040048.jpg

SI-22のカソード側検出では、ノイズを拾いやすいので、アノード検出とした。
PNPトランジスタに接続した36k側で測定(ベース側ではVbe約0.6Vでクランプ)
PA1040094.jpg

SI-22カソード検出の波形
PK1040096.jpg

カウンタと仮接続し計測。バックグランド1.16cps=69cpm
QP1040088.jpg


PWM10F322 HEXファイル


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ガイガーミュラー計数管 SBM-20

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  • メディア: エレクトロニクス



日本版SOEKS 01M ガイガーカウンター(放射線測定器)

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  • 出版社/メーカー: SOEKS JAPAN
  • メディア:



ガイガーカウンタ:高電圧測定アダプタ [ガイガーカウンタ]

前に、ガイガーカウンタを作った時、高電圧測定アダプタを作ってたので、回路図にまとめてみた。
WS11.jpg
アクリル板を細く切って500MΩを2個直列に乗せ、入力抵抗を1GΩとし、FET オペアンプでインピーダンス変換する。テスタとの接続端子と、PICなど他の機器を接続できるようにコネクタをユニーバーサル基板に実装し、100円ショップの箱に入れた。
vh09.jpg
使わない時は、プローブごと格納
vh10.jpg
FETオペアンプは大昔購入し、放置してあったLH0032CGで、リード線がすでに錆びており、他には使えそうもないので、利用した。LH0032は、本来は、500v/usと高速slew ratesのオペアンプなので、使用用途は違うが、死蔵するよりもFETアンプとして利用。ロット924(1989年24週?)と古いので、故障交換も出来るように、ユニバーサル基板を小基板に切ってLH0032を乗せて見た。故障を考え一応2個作ったが、どちらも同じに動作した。
LH0032はカタログ上input Bias電流は10pAとあまり良くない。安価(1個100円)なNJU7032の方が良かった。
lh0032cg.jpg
抵抗分圧比が10の倍数で無いのは、将来PIC等に読み込むことを考えてのことだが、テスターで電圧を読むときは、分かりにくかった。Vh*(4/1005)=Vo、Vh=Vo*251.25
0.5%の誤差あるが、抵抗値自体も1%の誤差あるので、許容範囲とする。


PIC 18F24J10による自作ガイガーカウンタ(SBM-20) [ガイガーカウンタ]

PIC 18F24J10による自作ガイガーカウンタ(SBM-20)の紹介 
安価な日本製ガイガーカウンタが発売されるようになり、今更自作する必要性も無くなってきました。
0ma7.jpg1P17.jpg
紹介の時期を失った感がありますが、PICを使った自作ガイガーカウンタを紹介します。
PICは18F24J10が、安くなり買いだめしてあったものを使いましたが、今見ると購入時の半額になっていました。

ガイガーカウンタ構成
GM管:SBM-20
高圧発生回路:写ルンです基板、400Vになるように、入力電圧を調整。
カウンタ:PIC 18F24J10のTM0を使い、GM管からのパルスをカウントする。60の配列を
     準備し、1秒ごとにTM0の値を順次格納し、配列1回転が、1分になるので、
     前に格納した値との差をCPMとする
     
表示:CPM(1秒毎更新)、uSv/h(CPMに係数を乗じた値)切り替え
   カウント値累計、経過時間、リチウム電池電圧
電池:リチウム電池
充電:USB端子より充電(LTC4054制御)充電インジケータ付き
インタフェース:FT232RL USB経由で、CPM値を送出
       (デバッグ中のため、制御情報、配列を送出)
SW:電源SW(3秒押しで電源断)、CPM/uSv/h切り替え
 LEDバックライト輝度(調整中)、DBG(デバッグ)
表示機:16x2桁
ケース:プラスチックのふでばこ流用
改善点:バック青の白抜き文字のLCDを使ったため、暗い所では良く見えるが、昼間の外では
    文字が良く見えない。

02open27.jpg03cpm7.jpg04usvh7.jpg
校正していないので、数値の絶対値は正しくないが、ランタンマントルを近づけることで、
値が急上昇することを確認。近くの公園を所々を回ってみたが、幸い大きな変化はない。
落ち葉を集めたところでは、微妙に増加している。とんでもない時代になったものだ。
一家に1台どころか1人1台必要になっている。
一時期より、GM管の価格は戻ってきているが、今回使用したGM管は、高い時期に購入した。

 

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